「むだではなかった」ピリピ2:12〜18

杉田太一200字説教

「むだではなかった」ピリピ2:12〜18

www.febcjp.com主よ、「全てが無駄だった、徒労だった」と腹の底から思う時があります。このヤイロという男と同じです。主よ、あなたを求めてやっと辿り着いたのに、これで何とかなると思った矢先に、ありとあらゆるものが押し寄せてきて、あなたの御姿が再びかき消えてしまう。こんなことなら何も願わない方がマシだったと思う。

主よ、あなたの腕を引いて、私の願う方へあなたを連れていきたいと考える私共です。しかしあなたは、どこまでもご自身の道を行かれる。そのようにして、私共とも出会って下さった御方です。十字架にまで突き進んで下さった御方です。そこで、「全てが終わった」と息を引き取られた御方です。

私共の虚しさを十字架に引き上げて下さる主よ、今私共の内にある思いを、あなたが引き取って下さい。自らを滅ぼしかねないこの闇を、あなた以外にどこへ持っていくことが出来ましょう。御前に自らを置き、あなたの十字架を、私共のために自らを虚しくして下さったあなたを、ただ仰ぐことが出来ますように。

主イエスの御名によって祈り願います。アーメン。