「望みの神」ローマ15:7〜13
その手紙の終わりに、伝道者があなたのご真実をこそ述べたこと。主よ、私共も、私共の働きの終わりに、そのような者でありたいと願います。たとえそこに様々な思いがこびりついていたとしても、神のご真実がなお貫かれることを、私共も知ることが出来ますように。主よ、私共を憐れんで下さい。
主イエスの御名によって祈り願います。アーメン。
「愛によって歩いている」ローマ14:13〜18
主よ、自由と放縦の違いも分からず、いいえ、分かっているにも拘らず、美名の下にエゴを隠して隣人の自由を奪い取ろうとする私です。抑圧は独裁者だけのものでなく、この私共の日常にこそあります。主よ、だからこそ、あなたが生きるようにと定めてくださったこの日常を生きることが出来ますように。この日常の中にこそ臨在し給うあなたと出会うことが出来ますように。そのようにして、私共の隣人と出会い直すことが出来ますように。
主イエスの御名によって祈ります。アーメン。
「互いに愛し合う」ローマ13:8〜10
互いに愛し合う。その響きに、ありもしない甘ったるさや、あるいは嘘くささしか感じ取れない私共です。それが私共の現実だからです。しかし主よ、あなたの命じ給う愛は、この人間の現実を見据えて命じられた愛です。誠に厳しい愛です。主よ、この無の現実に愛を創造し給うのは、ただあなたのみです。この愛の無い者を、あなたが御身で今日も担って下さったことを覚え、その感謝を生きることが出来ますように。あなたに担われている者同士として、出会うことが出来ますように。
主イエスの御名によって祈ります。アーメン。
「愛には偽りがあってはならない」ローマ12:9〜18
主よ、あなたはご自身全地を見回して仰っしゃりました。「正しい者はいない、一人もいない」と。そうです、正しい者、愛ある者は一人としていないのです。それゆえ、偽りの愛しか持ち得ない、その偽りの愛をぶつけ合い、あるいは比較しあって生きている者です。だからこそ、あなたは「ここに愛がある」と仰っしゃいました。自分の内を見つめ続け、愛が無いことに落胆し、あるいは開き直る私共に、主イエスを見るようにと指差して下さいました。
主よ、今日も愛の無い私共の一日です。それをあなたはご存知です。だからこそ、あなたが私共と密着していて下さい。偽善者の内に、自ら死を招く者の内に、あなたの命の霊を宿していてください。
寒さが続きます。それぞれの場であなたに仕えるスタッフ一人ひとりをお守り下さい。その手のわざを通して、放送をお聴き下さる方々が真の愛であるあなたと見えることが出来ますように。
主イエスの御名によって祈り願います。アーメン。
「慎み深く思う」ローマ12:3〜8
主よ、右の手がしていることを左の手が知らない程に、「献身者である」などと力みかえることを全く忘れる程に、あなたが私共を捉えて下さいますように。どれだけ捧げたか、あるいは捧げていないかを案じることから、あるいは裁くことから、私共を解き放ち、ただあなただけに私共を結びつけて下さいますように。あなただけが、私共の救い主であられるがゆえです。
主イエスの御名によって祈ります。アーメン。